ちゃんちゃんちゃがま

ちゃんちゃんちゃがま

碇草[いかりそう]のこと。野辺で泣いてるとされます。

この花を摘んで遊ぶ際に「ちゃんちゃんちゃがま何泣くや親もあろうに子もあろに」と唄われてたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
若州などで唄われてたもので、「げんげばなげんげばな」や「つくつくぼうしつくぼうし」、「きちきちもず」、「きちきちぼうず」など似たものは鞠つきのときの唄として各地に見られます。どうして碇草を「ちゃんちゃんちゃがま」と称してるのかは未詳。

わらべうたに出て来る「ちゃんちゃんちゃがま」(そちらは普通に「茶釜」の意味)が、逆に花の呼び名として転じたものなのでしょうか。

和漢百魅缶│2024.03.16
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