てんのき 天の木

てんのき(天の木)

天(天竺)に生えてたという大きな木でしたが、むかし病気になったお釈迦さまのために薬をとりに行った動物(猫あるいは鼠)が失敗をして、薬をすべてこの木にこぼしてしまい、枯れ果てしまったといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
十二支になぜ猫が入ってないのかといった昔話に登場する存在。特定の木の種類が語られてないことが多いですが、こういったはなしから派生して「つばきのえだ」や「くろもじのえだ」あるいは「くすりのまむし」などのような個別のはなしにもなってるようです。

和漢百魅缶│2023.09.24
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