くろもじのえだ 黒文字の枝

くろもじのえだ(黒文字の枝)

黒文字[くろもじ]の木は、むかしはものすごく大きな植物だったのですが、お釈迦さまが亡くなりそうになったとき、天から投げられた薬をその枝でひっかけて、届くのが手遅れになってしまったことから、背が小さく細くしか育たなくなってしまったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
若州三方郡などで言われてたもの。釈迦に投げられた薬を邪魔したというはなしが結び付けられてる植物はほかにも「つばきのえだ」などをはじめ各地にいろいろあったようです。

和漢百魅缶│2023.09.23
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