つばきのえだ 椿の枝

つばきのえだ(椿の枝)

むかし、お釈迦さまが亡くなりそうになっていたとき、薬師如来が「おつかい下され」と霊薬を投げたのですが、椿[つばき]の枝がこれを引っかけて止めてしまったので間に合わず、お釈迦さまは死んでしまったなどと語られてます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
常州新治郡など、「お墓に椿の木を植えるものではない」ということの由来のはなしとして語られてたりします。釈迦に投げられた薬を邪魔したというはなしが結び付けられてる植物はほかにも「くろもじのえだ」などをはじめ各地にいろいろあったようです。

和漢百魅缶│2021.02.02
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