信州安曇郡で用いられてた蛇よけのおまじないに用いられてた名前。
「鍛冶屋のこむすめだで、鉈を挿してるぞ、あびらおんけん」と唱えておくと、草むらや山道で蛇に咬まれないといわれてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「きたみのいえもん」、「やまぶきぜんべい」など、「蛇も蝮もどけどけ、○○さまのお通りだ」というかたちに属する唱えごとは各地にあり、それぞれ用いられる人名が異なって来ます。
「かじやのおとむすめ」や「かじやのむすこ」、「かじやのこむすこ」、「かじやのこ」と近しいもの。
和漢百魅缶│2022.09.17
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