ほとけにくまれ 仏憎まれ

ほとけにくまれ(仏憎まれ)

冬に入っても夏毛のままの色で、雪のなかにいるとすぐに目立って敵や人間に襲われてしまうような兎[うさぎ]のこと。

濃州の徳山村などでいわれてたもの、「ほとけさま」の言うことを聞かなかったりした兎がこのようになってしまうと考えられてたようです。

このような目立ってしまう状態の兎は、「いうことをきかなかったうさぎ」などのように天や神仏の罰を受けた存在という理由づけが伝承として付属してる場合もあったりもします。「あかうさぎ」や「としよりうさぎ」なども同様な特徴についてのもの。

和漢百魅缶│2023.01.31
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