いうことをきかなかったうさぎ 言うことを聞かなかった兎

いうことをきかなかったうさぎ
(言うことを聞かなかった兎)

冬に入っても夏毛のままの色で、雪のなかにいるとすぐに目立って敵や人間に襲われてしまうような兎[うさぎ]のこと。

加州などでいわれてたもの。兎たち全般が「月の落とし子」であるとも考えられてて、「お月様」の言うことを聞かなかった兎がこのようになってしまうとされてたようです。

このような目立ってしまう状態の兎は、「ほとけにくまれ」などのように天や神仏の罰を受けた存在という理由づけが伝承として付属してる場合もあったりもします。「あかうさぎ」や「としよりうさぎ」なども同様な特徴についてのもの。

和漢百魅缶│2023.01.30
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