越中新川郡に伝わる「あいもとのだいじゃ」のもとへお嫁に行ったとされる娘。
大蛇が「自分が落とした大切なてぬぐいを、おとせがひろってくれた」ということから美しい武士に化けてやって来て、嫁さんに欲しいと言って連れ帰った、などと語られます。
☆ 莱莉垣桜文 附註
盆踊りの口説き歌にもなってて、そこで大蛇のてぬぐいは雨にもぬれることなく、風にもとんでゆくことがないふしぎなものとして謳われてたりもします。
娘の名前が「おみつ」だったりするなど、大筋や粽のくだりは共通してるのですが、語られる場合によって、こまかい人物設定や内容が変わってたりします。
和漢百魅缶│2023.04.16
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