越中新川郡に伝わる「あいもとのだいじゃ」のもとへお嫁に行ったとされる娘。
大蛇がお光の一家がやってた茶店に美しい武士に化けてやって来て、立派な孝行娘であるお光をお嫁さんに欲しいと言って連れ帰った、などと語られます。
出産のために実家の茶店に帰って来たお光は、「決して部屋をのぞかないでください」と告げてお産をはじめましたが、あまりに物音がしないのを不安に思った母親がしないのを不安に思った母親が戸をあけてのぞいてしまいました。
お光は大きな蛇体になって小蛇を生んでおり、別れを告げて淵へと立ち去ったソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
蛇のところからお光がおみやげとして持って来た粽[ちまき]は、決して腐敗することのない、長持ちのするふしぎな粽で、母親にそのつくりかたを教え、それが茶店に伝えられて来たと語られてます。
娘の名前が「おとせ」だったりするなど、大筋や粽のくだりは共通してるのですが、語られる場合によって、こまかい人物設定や内容が変わってたりします。
和漢百魅缶│2023.04.15
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