せんこくおう 千国王

せんこくおう(千国王)

飢える寸前だった一切智光明仙人に「とおう」が身を捧げたことに天が感じて発生したまばゆい光を見て、四方各地からあつまって来た多数の人々の国の王たち。

何かすごいことが起こってるとあつまって来た諸人たちは、兎王と仙人のことを知ってその教えをそれぞれ国に持ち帰り、その国々の千の国王たちが後にそれぞれ千菩薩[せんぼさつ]となったとされます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『一切智光明仙人慈心因縁不食肉経』に登場するもの。「ごひゃくびゃくと」らと共に、仏として生じたことが書かれてます。『法華直談鈔』では「せんくようしょにん」がこの役割にあたります。

和漢百魅缶│2023.01.
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