かくみょう 覚猫

かくみょう(覚猫)

人間が至るべき覚[さとり]をたとえたもので、心をまどわす「ねんそ」たちを捕らえ退けようとするものの、それは困難であると語られます。

「念は老鼠の如く、覚は猫児の如し」などと、仏門でのたとえのなかに出て来るもの。「ねんそ」が対の存在。「びょうしゃ」は「猫児」の用字の異なる本にみられるもの。「ゆうのうし」も表記の異なる例の一ッ。

和漢百魅缶│2022.06.06
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