「しゃみせんづる」や「ながばかにくさ」などの、葉つきの葛蔓[つたかずら]のこと。「シッカザ」とも。
西表島では、秋の己亥の日のおまつりのとき、家の柱や仏壇・家具・牛小屋・農具・舟などにこれを結んで、厄祓いや魔除けとしてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註 己亥の日のお祭りは、豊年を祝うシチ(節祭)のはじまりの日でトゥシヌユー(年の夜)と呼ばれます。「ナライシ」も、この日に用いられてたもの。
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