奥羽などに分布してるかっぱの仲間。水中にひとを引きずりこんで、だんこ(肛門)をぬいてしまうと言います。
津軽では初なりの胡瓜[きゅうり]や胡瓜の種を川に流して、牛頭天王・すいこ・めどちたちにあげてから、水遊びはするものだと語られてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「めどち」や「めどつ」の音は「みずち」(水つ霊)の意味だと考えられてます。
津軽の砂子瀬などでは、麻幹[おがら]が嫌いだと語られてて、河童たちはそれに触れると体が溶けてしまうので、身につけておくと河童よけになるとされます。また、河童を焼いても灰に雨や水がひとつぶでもかかると河童はよみがえることが出来るが、麻幹を使って焼かれるとよみがえることが出来なくなると語られてたといいます。
和漢百魅缶│2024.09.11
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