手のひらに赤くきらきらとした目玉のついてる「てのめ」のあんまさん。
どこに住んでいるのかはわかりませんが、どこからかやって来て、宿屋などの近くを流して歩いてるといいます。
☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『アルプス妖怪秘録』の「手ノ目」で書かれてる手の目妖怪のはなしのひとつ。永田誠之進という松本の武士が宝剣山のふもとの湯宿でこれに出会った記録をつけていると書かれてます。
石燕の絵などを通じて紹介された「てのめ」をしたじきに描かれたもの。手の目妖怪は高原の地域に出る妖怪だとも設定されてます。
山田野理夫が手の目を題材にしたものには他に「さごいち」などもあります。
和漢百魅缶│2024.07.13
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