陣中において用いられる秘法のまじないで、敵の武将のたましいを抜き取って、いのちを奪うことが出来るというもの。
茅[ち]で人形をつくって胸のあたりに針を打ち、鬼門の方角に掘った3尺ほどの深さの穴に埋め、その上を「おん阿奈宇耶室利永そわか」と唱えながら13回、行き来するのだソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
戦陣で用いる秘法の真言を記した、黄石公や張良に由来すると仮託されてる伝書などに「敵の魂を抜き取る秘法」などの名目で見られるもの。「こんめいしゅりそん」や「こんめいしゅくそん」など伝書によって、秘法の真言や内容の異なるものも見られます。
和漢百魅缶│2024.04.23
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