こんめいしゅくそん 魂命取朽損

こんめいしゅくそん(魂命取朽損)

陣中において用いられる秘法のまじないで、敵の武将のたましいを抜き取って、いのちを奪うことが出来るというもの。

土で鬼のかたちをつくって、鬼門の方角に掘った2尺ほどの深さの穴にそれを相手の苗字と共に埋め、その上を「おん多羅魂命取朽損そわか」と唱えながら7回、行き来するのだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
戦陣で用いる秘法の真言を記した、黄石公や張良に由来すると仮託されてる伝書などに「敵の魂を抜き取る秘法」などの名目で見られるもの。「こんめいしゅりそん」や「あなうやしりえい」など伝書によって、秘法の真言や内容の異なるものも見られます。

和漢百魅缶│2024.04.22
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