おおむかし、豊後玖珠郡に生えてたという巨大な樟[くす]の木。
これが伐られたあとの「きりかぶ」が石のようになった山が断株山[きりかぶやま]、伐ったときの木っ端や枝を焼いた灰が積もったものがその周辺の山々であると伝えられてます。
☆ 莱莉垣桜文 附註
「洪樟樹」などとも表記されます。「洪」の字は「おおき」「おおしき」「おおきなる」などと訓まれます。各地で語られてる、太古の巨木のひとつ。
口碑のなかでは「ききりべっと」によって伐り倒されたとされます。
和漢百魅缶│2024.03.08
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