仏蓮[ぶつれん]が越後にある国上山で修行をつづけてたときに、どこからともなくやって来て、薪わりや水くみなどの労働をしてくれたという童子。
☆ 莱莉垣桜文 附註
一緒にあらわれた「かし」と共に名称が十羅刹女に存在する名前だったため、『今昔物語集』(巻13)などでは仏蓮が十羅刹女の化身してやって来たものたちかな?――と考えてみる場面などもあります。
仏蓮は毎日毎日3回、お湯をわかして沐浴し垢穢を去るのも日課にしてたため、その作業に疲れ果ててしまい下僧が辞めていってしまうのが常だったソウナ。
和漢百魅缶│2024.02.04
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