こう 蛤

こう(蛤)

はまぐりのこと。海のなかに燕[つばめ]が入ってこれに変化すると考えられてました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『列子』などに「燕之為蛤」とあるもの。意味するところは雀がなるとする「こう」と同じもののようで、季節の変化に伴うへんかを示してるようです。

『列子』天瑞篇 曰
「燕之為蛤也」
『淮南子』曰
「燕之為蛤」
『大戴礼記』曰
「故冬燕雀入于海 化而為[虫+介]」

かいこう」は年数によっての変化を述べた形式のもの。

和漢百魅缶│2023.12.17
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