けい 繼

けい(繼)

水から自然に生まれると考えられてた植物で、節々がちぎれてもまたそれぞれから生えて殖えるので「継」と呼ばれるのだとされます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『列子』天瑞篇、『荘子』至楽篇などに見えるもの。牛脣(水瀉)や続断(接続草)のようなかたちの植物だと想定されており、こまかく小さいものだとする「けい」の解釈とは別箇のもの。接続草は「すぎな」などのこと。

『荘子釈文』曰
「万物雖有兆朕 得水土気 乃相繼而生也 本或筒作斷 又作続斷」
柿村重松『列子疏証』(列子 王先謙註)曰
「如続断 寸寸有節 抜之可復」

「けい」の字は、『列子』や『荘子』の本文では糸偏のないかたちです。司馬本などで「繼」と書かれます。

和漢百魅缶│2023.12.15
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