ひめさかさま 姫坂様

ひめさかさま(姫坂様)

むかし、四国に流れ着いた「うつろぶね」(うつぼぶね)に入ってたという母親と幼いおひめさまで、まだ無人だった予州の安居島にとどまってましたが、島を訪れて舟に宝物があることを知った漁師によって殺されてしまいました。

殺されてるを知ったひとびとによって母娘の霊は姫坂神社としてまつられ、悪さをした漁師の家はたたりを受けて絶えたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
この母親はみやこで罪に問われたために流されたなどと語られてました。「ふじのごぜん」のようにうつぼ舟で流された、とされるはなしのなかではこれも理由としてよく挙げられるもの。

和漢百魅缶│2023.02.14
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