にっしょくげっしょくのやまい 日食月食の病

にっしょくげっしょくのやまい(日食月食の病)

日食や月食が起こってるときは、天から「病が降る」ので、畑や田んぼには傘や桧笠を立てて、それを防ぐしるしを立てておくものだとされてたりしました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
土州の吾川郡などでいわれるもの。「病」というのは「毒」のようなもので、「どようのどく」などのように身体によくないもの・作物の育成をはばむものと捉えられてたといえそうです。

日食や月食が起こってるときは、ひとびとやいきものの代わりに日月が病気になってるという考え方にも沿ったもの。この考えから、人間たちもなるべく家の中で静かにしてることは各地で語られてます。

和漢百魅缶│2022.11.13
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