なわいけのおがせ 縄池の苧綛

なわいけのおがせ(縄池の苧綛)

なわいけのぬし」が、年に何度かある市場へ人間のすがたに化けて、こっそり「苧かせ」を売りに来ることがあったというもの。これをたまたま買えたひとのもとには、福が舞い込むといわれてたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
苧[お]は麻糸の材料。『越中地志』には、縄池主は藤原秀郷が放して行った蛇が大きく育ったもの、というはなしも記載されてます。

和漢百魅缶│2022.01.25
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