かだいむ 夏大霧

かだいむ(夏大霧)

夏の季節になると、地上に出現したりするという壮大な霧で、これがおりた植物たちは毒を持ち、摂取したりした人々を病気にしたりするんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
これをふせぐために、井戸のうえにふたをして水にまじらないようにしたり、田畑のまわりで火を焚いて作物につかないようにしたりするなどのことを行うことが『管子』には書かれてたりもします。(『管子』の本文には「大露」とありますが「烟」ともあり、「霧」であるとされます)

日本でも言われる「どようのどく」など、七夕や土用に天から毒が降って来るという考え方とおなじものです。

和漢百魅缶│2020.06.08
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