大みそかの晩にたずねて来たきたない旅の遍路に対して宿を断った大金持ちの長者。親切にしてあげた従者がお礼にもらったてぬぐいで顔を拭いてみたところ若返ったことを見て、それを奪い取って顔を拭いてみたら猿[さる]になってしまい、屋敷も失ってしまいました。
☆ 莱莉垣桜文 附註 土州などにつたわるもの。粉でかわってしまったりする「さるちょうじゃ」もあります。
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