きんのはうちわ 金の羽団子

きんのはうちわ(金の羽団子)

津田利信の屋敷に襲来した狐のつかったおばけの一ッ。「はねやまぶし」が召喚した大規模な踊りの輪の「音頭とり」として登場した者たちで、美しい金の羽うちわを持ち、きょくろくに腰かけ、華麗なうたを唄いました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『丹後変化物語』・『丹後国変化物語』に登場する妖怪の一ッ。「きょくろく」に坐ってるすがたは『変化画巻』などの絵巻物での変化物語に描かれます。

和漢百魅缶│2019.08.0
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