みんみんぜみ 見ん見ん蝉

みんみんぜみ(見ん見ん蝉)

むかし、意地のわるい姑が縫い針が無くなったことを嫁に対して「おまえが無くしたんだろう」と言い続けて、しまいには責め殺してしまいました。「見ん見ん」といいつづけていたその嫁が死んだあとになったのが蝉[せみ]なのだといい、今でも「見ん見ん」と鳴いてるのだとされます。

石州などにつたわるものです。

☆ 莱莉垣桜文 附註
せみのはじまりについてのはなしは他にも「つくしぜみ」などいろいろあります。

和漢百魅缶│2017.08.17
Design. Koorintei Hyousen 2017