むかし、意地のわるい姑が縫い針が無くなったことを嫁に対して「おまえが無くしたんだろう」と言い続けて、しまいには責め殺してしまいました。「見ん見ん」といいつづけていたその嫁が死んだあとになったのが蝉[せみ]なのだといい、今でも「見ん見ん」と鳴いてるのだとされます。
石州などにつたわるものです。
☆ 莱莉垣桜文 附註 せみのはじまりについてのはなしは他にも「つくしぜみ」などいろいろあります。
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