「ほらがい」が完全なものとなるためには長年の修行をつまなければならないというもので、山に1000年、川に1000年、海に1000年苦行をつんだのちに、人間の家の軒下に3日間、誰にも気づかれることなくぶらさがってなければいけないとされてます。
もし、この修行期間中にひと目でもその姿を見られてしまうとすべてが台無しとなり、山の1年目に戻らねばなりません。
この修行をへている「ほらがい」で無いと、音に霊力のあるほらの笛にはならないトカ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
豊前などにつたわるもの。
「ほらぬけ」などは修行の過程上の仲間。「くだりへび」とも近い伝承をもっていると知れます。
和漢百魅缶│2015.05.23
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