しじゅうくにちのもち 四十九日の餅

しじゅうくにちのもち(四十九日の餅)

土州幡多郡の月灘村などにつたわるもの。亡くなったひとのたましいは四十九日につくる「四十九日の餅」のうちのひとつ(屋根のうえに投げ上げる)に乗っかって家から出てほとけさまのもとへ飛んでゆくと言われてたそうです。

そのとき屋根の上に投げた以外の四十九日の餅は、魔除けなどにも使われてて、海に出るときに持っていると海の魔物がよってこないとも言われてたソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
筑前の「なんじょうのおと」の例なども参照。

和漢百魅缶││2015.03.16
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