カニツンツンピィツンツン

カニツンツンピィツンツン

アイヌにつたわるもので、「カニツンツンピィツンツンカニチャララピィチャララ」という珍無類な鳴き方をしていたふしぎな鳥。

パナンペが山へ木の実を採りに行くと、この鳥がくちの中にとびんこんできてゴクン。すると「カニツンツンピィツンツンカニチャララピィチャララ」と鳴き声そっくりのおならを出す体になってしまい、ついにはそのふしぎな音色をお殿様にほめられ、ご褒美をたまわりましたんだトサ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
おちちんぷんぷん」などとおなじ種類のおはなし。パナンペの真似をして大きなおならをして殿様からご褒美をもらおうとしたペナンペは、たべものの食べすぎで下痢をしてしまい、家臣たちに斬られて血まみれになってしまいます。

和漢百魅缶│2013.01.31
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