かけいてい 花敬定

かけいてい(花敬定)

唐のころ嘉祥県の大将だった花敬定[かけいてい]が賊を退治しにいったものの、返り討ちにあって首がポトリ。しかし、花敬定は首が無いまま陣営の近くに帰って来て、川のほとりに座って無い顔を洗いだします。川で洗濯をしていた女がそれを見て「大将ってば、御首がござらぬ」と驚いて叫んだところ、花敬定は何かに気づいたように倒れこんで死んでしまったんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
漢の「かよう」も似たような無頭状態の話があります。

和漢百魅缶│2011.06.25
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