しろうざえもんぎつね 四郎左衛門狐

しろうざえもんぎつね(四郎左衛門狐)

肥州の玖島を中心に、たくさんのきつね達をたばねているおきつねさまで、玖島稲荷に祀られています。
代々、大村のお殿様を守護していて、大村純忠[おおむらすみただ]が後藤貴明[ごとうたかあき]らに不意をつかれて攻め込まれた際には何千もの眷属狐たちを城の各所各所に配して、兵卒の大群と、槍ぶすまを出現させ、見事お城を守りました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
いくさがたけなわな時代にお殿様を守護してた話がある狐には、ほかに下総竜崖城の「さんぼんあし」などがいます。

和漢百魅缶│2007.05.20
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