あずきあらいざわのおおがま 小豆洗沢の大蟇

あずきあらいざわのおおがま(小豆洗沢の大蟇)

陸前の八瀬にある小豆洗沢と呼ばれる場所に出たとされる大蟇で、3尺ぐらいで青い色をしてたソウナ。

縫物をしてる老婆のすがたに化けてあらわれて、ひとびとを不気味がらせてたそうですが、鉄砲の名人である「もんべえ」によって退治されたとされます。

はじめのうちは本体に弾をぶち込んでいたものの、手応えがないので「もんべえ」は、ふしぎに思ってたそうですが、村の年寄りから「魔性のものなのだから、近くにあるあかりを狙うと良い」と助言され、そのとおりにしてみたら、見事撃ちぬくことが出来たんだトカ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
ぶどうざわのだいじゃ」の片目も撃ちぬいてる「もんべえ」ですが、門兵衛・紋兵衛などいくつか用字のブレもあります。

この大蟇の「皮」が、大蛇を呼びよせたときに使った「笛」の材料になったとも語られてたようです。狩りに使われる笛には蟇の皮はよく用いられますから、自然な発想展開。

和漢百魅缶│2026.07.22
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