りょうか 凉火

りょうか(凉火)

触ると冷たい火のこと。凉焔[りょうえん]とも。

温泉(生じてる水なのに冷たくないもの)の対極の存在として、同様にあってもよさそうなのに世にまったく存在しない火――というたとえで語られたもの。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『草木子』曰
「世在温泉而無凉火 蓋陰能従陽 陽不従陰也」

陽火・陽焔はものを燃やすことが出来る火ですが、凉火・凉焔は燃やすことは出来ないようです。『愈愚随筆』(巻2・温泉)では「凉火」には「ひゆるひ」(冷ゆる火)という傍訓がつけられけてます。

いっぽう、陰の気がつよい北の果てにはある、蕭丘[しょうきゅう]の「かんか」はこの凉火にあたると語られることもあります。

和漢百魅缶│2026.05.18
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