つるのまいさがり 鶴の舞下り

つるのまいさがり(鶴の舞下り)

徳川家康が江戸城を拡張しようとしたとき、ふしぎなことに天から鶴[つる]たちが舞下がって来たといいます。

家康は、鶴が下りたところを築城のそれぞれの縄張[なわばり]の位置に定めて、江戸城をつくったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
巷説や講釈でしばしば語られるもので、これが由来となって「亀甲山鶴舞城」の別名が江戸城にはあったと語られます。江戸の切絵図でも御城の箇所には「鶴」の絵や「鶴亀」の絵だけが描かれることが多いです。

岩州の大鳥城にも「おおとりつる」など、鶴が関係するはなしがあったりします。

和漢百魅缶│2025.11.24
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