きしもじんのこども 鬼子母神の子供

きしもじんのこども(鬼子母神の子供)

鬼子母神の99999人いる子供たちのうちのひとりで、「ケンムン」になったといいます。

むかし、鬼子母神が人間の子供たちを取って食べつづけてたことを聞いた「おしゃかさま」は、その末っ子を隠して鬼子母神を懲らしめました。

その後、改心した鬼子母神と子供たちに「あびらさま」が神としての名を授けてあげたのですが、そのうちのひとりダケが、たまたま名前をもらえず、ガジュマルの木に暮らすようになって「ケンムン」になったんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
奄美で語られてたケンムンのはじまりについてのはなしの一ッ。神名[かみな]を授けてる「あびらさま」は、大日如来・阿弥陀如来のことかと見られます。

和漢百魅缶│2024.03.10
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