ケンムン

ケンムン

奄美諸島の林の中に住んでいるおばけで、夜の森で青い色の光を発したり、人にいたずらをして来たりします。頭の上にある水がなくなるとちからが抜けちゃいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
「けんむん」というのは奄美諸島のコトバで「ばけもの」や「木の者」という意味。なかまに「ウバ」や、沖永良部島の「ヒーヌムン」などがいます。

ふしぎな「からてんじくのにおい」はケンムンの発してる体のにおいだと語られたりもしてたようです。

樹木を採って来るときにケンムンたちから邪魔をされないために用いられてたことばに「グワンタレクィ」というものもあります。

和漢百魅缶│2006.07.07
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