きつねのめかくし 狐の目隠し

きつねのめかくし(狐の目隠し)

長州などにつたわるもので、ちょうちんなどの明かりや、月明かりを頼りに夜道を歩いてると突然に目の前が真っ暗闇になってしまって何も見えなくなってしまうというもの。

きつねが後ろからいたずらをして目の前をまっくらにしてしまってるそうで、これを防ぐには、帯の結びだまを後ろではなく前にして、きつねが人間の頭の高さに背伸びをする足場に使えなくすると良いといいます。

☆ 莱莉垣桜文 附註
肥前の「きつねのめかくし」は履き物などを使ったりもしたようです。「やまのかみのめかくし」や「いたちのぬりかべ」などは似たもの。

和漢百魅缶│2016.11.29
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