小正月の夜にお便所のなかに出現するという白い服を着た女のすがたの妖怪。
おぼこ(赤ちゃん)を抱っこしており、それを人間にしばらく替わってくれ――と頼んで消えてしまいます。その赤ちゃんは、しばらくたつと巨大になったり、とんでもなく重くなったりするので、驚いて投げ捨ててしまうと「おぼめ」がすがたをあらわして、きびしく叱って来るといいます。
機転を利かしたり、がんばって重さに耐えたりして、うまく赤ちゃんを抱きつづけてると、「おぼめ」は勇気に感心して、その人間の望んだ物をくれたり、すごいちからを授けてくれたりもします。
☆ 莱莉垣桜文 附註
羽前などで語られてた昔話に見られるもので、「うぶめ」のことだと言えます。「おぶめ」とも同様なもの。
このようなちからを授けてくれるものな仲間には「ちからのいじん」や「なつのゆきぎれ」などのような展開のはなしもあります。
和漢百魅缶│2026.07.09
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