上総の市原郡月出村に伝わるもの。むかし、視察の代官に化けてやって来たというむじな。
名主の家でもてなしを受けたお礼に「この宿はときわの松の幾千代を重ねて住める鶴の毛衣」という歌を詠んで、立派な筆致でしたためて出発して行ったのですが、その直後に本物の代官がやって来て、「それは何物かが化けておったに違いない!!」と、犬を放ったところ、大きなむじなが1匹、犬に退治されて倒れてたんだソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
各地にも、同様な偉い人間に化けてやって来た狸たちのはなしは多く残されてて、これもその一ッです。
和漢百魅缶│2026.01.04
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