なまぬるいて 生温るい手

なまぬるいて(生温るい手)

薩州枕崎の瀬戸の坂を暗くなってから通ると出ると言われてたもの。通るひとの顔をなでて来てびっくりさせてたといいます。

あるとき、剣の使い手がたまたま坂道を夜あるいてたら、あやしい手が出て来たのでズバッと斬りつけたところ、その正体が芒[すすき]だったことが知れたと語られます。

和漢百魅缶│2025.08.06
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