やんぼしのかさ 山法師の笠

やんぼしのかさ(山法師の笠)

山法師(山伏)が道中で命を奪われそうになったとき、かぶってた笠を高く跳ね上げると、その笠は天にのぼるぐらいに高く飛びあがって、どこであっても山にいる仲間にそれを知らせてくれるんだソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
英彦山の修験者などが登場人物として出て来る説話・伝説に見られるもの。日州諸県郡で語られてたはなしでは、遠く離れた場所で殺されてしまった山法師が、絶命前に跳ね上げた笠が、高くのぼって行って、英彦山にいる山法師にそれを告げたりしてます。

和漢百魅缶│2025.08.05
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