菖蒲[しょうぶ]のような植物たちのことで、蚤[のみ]虱[しらみ]といった害虫をよせつけないちからを持ってますが、「れいきゅう」と称される耳のなかに入って来る悪虫たちを大量に寄せつけてしまうちからも同時に持ってると考えられてました。
そのため、菖蒲の席[しきもの]は便利なようで、実際はつくられることはない、と語られます。
☆ 莱莉垣桜文 附註
『淮南子』説林訓・泰族訓などに書かれてるもの。『淮南子』では「小に利なれど大に害あり」とされる物事の具体例の一ッとして挙げられてます。
和漢百魅缶│2025.05.08
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