播州に伝わるもの。むかし観音さまが船で上方に向かってた途中、船のなかでおかゆをつくってたのですが、ぐつぐつと焚いてるその音で時化[しけ]が近づいてたのに気が付くことが出来ず、船は波にもみにもまれて大変なことになってしまったんだソウナ。
危険なことにつながるので船のなかでおかゆをつくるのはよくない――ということの理由として、語られてたはなし。
☆ 莱莉垣桜文 附註
難船漂流した結果として観音さまは池田に流れ着き、池田の観音さまになったとされます。
和漢百魅缶│2025.01.04
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