めくじりがわのかっぱ 目久尻川の河童

めくじりがわのかっぱ(目久尻川の河童)

相州の目久尻川に住んでた河童たち。

むかし、数が増えていったことから食べ物が不足して、人間の田畑からこっそりと作物をぬすむようになりました。やがてそのことが人間に知られてしまい、怒った人間たちによって河童たちは捕えられ、いちばん親分の河童は人間によって目玉をくりぬかれてしまいました。

そのことから「目くじり」という川の呼び名が出来たとされますソウナ。

☆ 莱莉垣桜文 附註
めくじり川(目穿川・目久尻川)の語源となったとされるはなしとして、『海老名むかしばなし』などで紹介されてるもの。

和漢百魅缶│2024.08.28
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