「いけのだいじゃ」たちの生んだ子蛇たちを、ぱくぱく食べてしまう河童たちを率いていた親玉で、とても大きな河童。
大蛇に見込まれた勇者の射た矢の先につけられた椿[つばき]の油のちからによって打ち負かされ、退治されました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
磐州石川郡小平などに伝わる海の水はどうしてしょっぱいのかを語る塩吹臼の昔話に、悪役として登場するもの。
矢に椿[つばき]の油をつけるという部分は、展開の発想として、藤原秀郷のむかで退治の唾[つば]との繋がりはありそうな部分で、大蛇が勇者を探す方法も同様な展開(橋の上に出現して、自分のすがたに恐れない者を探す)が持たれてます。
和漢百魅缶│2024.08.24
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