牛頭天王が出現したときに乗ってたとされる牛さんで、そのときに爪のわれめに麦を挟んで持って来てくれたので人間たちは麦という植物を育てることが出来るようになったんだソウナ。爪のあいだに挟まれてたときのあとが、麦にあるふんどし(黒いたてながの線のような模様)だといいます。
麦をひとびとのあいだにもたらしてくれた、ということで6月の祇園の日には麦を食べるとよい、むげ(無碍)で厄が寄らないなどの習俗があると語られてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
三州などで言われてたもの。麦にふんどしがなぜあるのかの由来を語るはなしの一ッ。
和漢百魅缶│2024.08.10
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