山道にいる妖怪で、これに取り憑かれると体が急に動かなくなり、そのままどうにも出来なくなってしまうといいます。
てのひらに「米」という字を指で書いて、なめればスッと体は動くようになるソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註
山田野理夫『おばけ文庫 ぬらり ひょん』の「たに」に出て来るもの。三重県の多紀の山に出る妖怪で、大野春助という飛脚が憑かれたはなしが描かれてます。「だに」を下敷きにして描かれてる設定の妖怪のようです。
「だり」の兄にあたる妖怪だと設定されてます。
和漢百魅缶│2024.07.20
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