ひとつの目の玉の妖怪で、次から次に目から目が出て来て増えてゆきます。
これを見たひとは、物事や交渉事が必ずうまいことはこぶのだソウナ。
☆ 莱莉垣桜文 附註 山田野理夫『東北怪談の旅』の「目の怪」のはなしに出て来るもの。南部藩の武士・松沢喜内[まつざわきない]が仕事の帰りの道中の宿屋でこれを見るようになり、そのたびごとに用件がうまくいったのでふしぎだった、というはなしを描いてます。
和漢百魅缶│2024.07.16 Design. Koorintei Hyousen 2024