家の梁[はり]あるいは戸口などに吊るしておくと火難よけになるといわれてました。
☆ 莱莉垣桜文 附註
岩躑躅[いわつつじ]仏甲草[ぶっこうそう]仙人絛[せんにんじょう]のこと。泉州など各地で呼ばれてたようで、「のびきゃし」という呼び方は「野火消し」から来てるようダという語源解説が『大和本草』などに見られます。
「ちんかそう」も同類のもの。
摂州では野鶏頭[のげいとう]狐火[きつねび]のような赤い花を「のびきゃし」と呼んでもおり、こちらも火と関連があります。
和漢百魅缶│2024.05.28
Design. Koorintei Hyousen 2024